聖徳太子厄除祈願所 馬寶山 蓮光院初馬寺
伊勢の地へ来られたが、
急に病に罹られ造営も太子の意のままにならず
都の母、正妃をも不例との病に罹り。
太子の師僧恵慈の教示により、自ら馬頭観音を刻み、
鬼門の方向に草堂を建て安置、
除難の法を修せられた。
当時は法相宗であったといわれるが、
仁治年、藤原道家の子法助僧正の教化により
真言宗に属するようになった。
元和年、国家鎮護の道場に当てられ、
その後間もなく、
津藩主藤堂家守護の祈願所となった。
次いで二代藩主高次公は今の地に堂宇を建立
藤堂家の除災修法寺に当てられた。
その後延宝年、三代藩主高久公より「初馬寺」となった。
以来、藩下唯一の聖徳太子ゆかりの厄除観音として
興隆を見るに至った。
「御詠歌」
駒いばう宝の山は春ごとに
尚繁り添う行相いの松
馬寶山蓮光院初馬寺
通称『津の初午さん』
宗派 真言宗御室派
本尊 馬頭観音菩薩
真言 おん あみりと どはんば
うん はった そわか
創建 推古天皇二十二年
開基 聖徳太子
札所 伊勢西国三十三所観音霊場 十七番札所
「本堂」
「魚籃観音」
扁額にも「魚籃観世音」と書かれています。
左が七福神で魚を持った恵比須天
阿弥陀如来との三尊は、3月初午の日に御開廟される
「御朱印」
「アクセス」
三重県津市栄町三丁目210
059-227-3632