神社仏閣参拝とオヤジの休日

中部地区を中心に趣味の小旅行(神社仏閣参拝)を私的観点から綴っています

近江国 水口神社

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江戸時代に、東海道五十三次のひとつである

水口宿が開かれ、そのにぎわいにつれて

宿場町水口の鎮守として東海道の宿場町である

水口の産土社。社殿が整備された

水口藩主・加藤氏の庇護を受け

中世には、大岡寺の護法神として山王新宮と称されていたが、

近世に「大宮大明神社」と称され,

現在でも土地では「大宮さん」と呼ばれ

親しまれています

国の重要文化財として指定されている

平安時代の作,木造女神坐像があり

南北朝時代の作とされる

石燈籠は、甲賀市指定文化財となっています

境内には、樹齢300年以上のシイノキが2本立っております

 

祭事、水口曳山祭 は藩邸(加藤家2万5千石)にくり出し

その後曳山は一町ごとに建造され、

最高時は32基を数えたが、現在は16基存在しています。

町内に現存する山県下で多いことと曳山の中で囃される水口
ばやしは変化に富んだ特殊性があり地方民俗の祭礼様式とし

貴重なものであります。

 

水口神社

  【延喜式 式内社】【国幣小社

  【県社】

 

御祭神

  大水口宿禰

相殿

  大己貴命(おおなむちのみこと)

  素盞鳴尊(すさのおのみこと)

  稲田姫命(いなだひめのみこと)
    
御利益

  子孫繁栄・病気平癒・交通安全・厄除け

 

水口神社 手水舎

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水口神社 拝殿

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水口神社 本殿

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滋賀県 甲賀市 水口町宮の前3-14

     0748-62-0231

 

 

 

 

 祭事、水口曳山祭の曳山

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二層露店式人形屋台の構造を持ち、

屋上にはダシと呼ばれる作り物を載せるが、

毎回趣向をこらして出来を競う。19日は宵宮祭、

20日は巡行・神輿渡御などが行われる。

 囃子は神前に於て奏される

神前の曲は、「額(ガク)」と「大蛇(オロチ)」の2曲があり、

曳山所有町の伝統によって上記の2曲の中1曲が奏せられます。

この曲は神様に献る曲でありますから、

自ずから荘重にして厳粛、聞く者をして襟を正さしめるも

のであり「大蛇」は名の示す通り、始め荘重にして、

次第に重みを増し、恰も雲を得た龍が天に昇るが如き

活気を帯びた曲であり、

行進の曲は「馬鹿囃(バカバヤシ)」「大馬(オオマ)」「八妙(ヤタイ)」の

3曲よりなり、

「馬鹿囃」は曳山鉾が平坦地を徐々に行進する折の曲で

「大馬」は曳山が四角又は下り坂等にさしかかった場合に、

方向を変えたり最徐行する折の曲であり、

周囲の気分を和らげ注意を喚起するための曲であります。

「八妙」は曳山が上り坂に来た折、

又神社の参道並木等に於て行ない最も力のこもった

勇荘活発な曲であります。

これの曲に用います大太鼓、小太鼓、鉦、横笛の楽器が、

文字どおり妙なる調べ発揮しつつ互いに攻め合いながら

そのわざを競う最も華やかな曲で、参拝者をして

祭気分を満喫せ、自ずから神人合一、神人和楽の境地

に至らしめられます。