神社仏閣参拝とオヤジの休日

中部地区を中心に趣味の小旅行(神社仏閣参拝)を私的観点から綴っています

富田山 長興寺

f:id:y-kamaji:20200905172120j:plain


四日市市 富田地区にある

山号を富田山といいます

開山は千余年続く古刹であり

養老年に諸国行脚されていた泰澄大師が

一夜の宿とされた時、「薬師如来」が夢に立たれ

「前にある大木で仏像をつくり、衆生を救え」と

告げられ、夢のお告げに任せ、一日一夜にして

大日如来像を刻まれ、この尊像が

人々の願いをかなえるによって、寺が作られた

弘仁年、弘法大師が再建され

仁治年、満月上人が別当として錫留され

新たに、一宇を建立して北島長興寺と称された

永禄年、織田信長伊勢進攻により堂宇を失い

明和年、本堂が再建されその後、

天保年に鐘楼門が建立されるが安政地震にて破損

その後、幾度となく地震、台風と

風雪に耐えかねない状況となり現在に至る

富田山と云う山号の如く

富田のけんか祭や鯨供養等、富田の歴史が

そのまま当山の歴史となっている。

 

「御詠歌」

磯の風 仏の御声 轟きて

       富田の里に 光り輝く

            (┬┬﹏┬┬) 

富田山 観音寺

 

宗派 曹洞宗

本尊 大日如来

   聖観世音菩薩

真言 おん ばざら だど ばん

   おん あろりきゃ そわか

開山 泰澄大師

開創 養老年

札所 伊勢西国三十三所観音霊場 二十七番札所

   三重梅花百ヶ所観音霊場  六十五番札所

 

地蔵尊十六羅漢堂」

f:id:y-kamaji:20200905172129j:plain

 

仏教では、迷いの世界を「此岸」

     悟りの世界を「彼岸」といいます

その彼岸に渡るためには「六波羅蜜」の

             実践が必要です。

六波羅蜜

・布施(ふせ)   = ほどこす

持戒(じかい)  = つつしむ

・忍辱(にんにく) = しのぶ

・精進(しょうじん)= はげむ

・禅定(ぜんじょう)= 心身をしずめる

智慧(ちえ)   = まなぶ

 

六波羅蜜の実践は自分にとって大きな

安らぎになるだけでなく、周りの人にも

幸せをもたらします。

御朱印

f:id:y-kamaji:20200905172111j:plain


 「アクセス」

三重県四日市市富田3-1-16