伊賀國 伊賀上野城跡
三方が山に囲まれた盆地にある平山城で京都・奈良・滋賀の
3府県に隣接する、東海地方にありながら、
関西文化の影響を大きく受けている。
京都や奈良の都に近いうえ古くから街道が通り、
人や物・情報が行き交う要衝。時勢になくてはならない
忍者という謎めく集団が生まれた背景に大きく影響している
村や寺院は焼き払われ、多くの人が命を落とし、
生き残った伊賀衆も他国へと逃れていったが
筒井定次が国主となり、
三層の天守をもつ城が完成した。
場所は現在の天守の東側、城代屋敷跡(筒井古城跡)。
関ヶ原の合戦で筒井家は東軍についたが、
豊臣政権から徳川政権への失政にて改易
新たな国主は築城の名手といわれた藤堂家であった。
大阪ににらみを利かせるための徳川陣営の城として、
全面改修された。またこの頃、
離散していた伊賀衆を呼び戻し保護したことが知られている。
別 名 白鳳城・上野城 (伊賀文化産業城)
築城主 筒井氏
城 主 服部氏・仁木氏・筒井氏・脇坂氏・藤堂氏
現在の天守は、伊賀の名士川崎氏が私財を投じ
純木造の復興天守を再建伊賀文化産業城と称しました。
写真:塚本 氏
高さ29.5メートル。
今でこそ大阪城に次ぐ日本第2位の高さだが、
築城当時は他に例のない桁外れの高さだったに違いない
フェンスも無くロープが張られているだけなので、
近づく際落ちないように、きおつけて下さい
筒井天守跡
本丸石垣や天守閣に気を取られて本丸東側の「城代役所跡」
立派な虎口や井戸跡に加え、近年、台所門跡が整備されている。
そしてなによりも城代役所跡北東隅の「筒井天守跡」
がある。
現存櫓 永倉
城域の北東にある現存櫓「永倉」。
有料の忍者屋敷に入らねばならず、
ひととおり忍者屋敷を順路を通ってからしか、たどり着けない。
現城下では復興城門の白鳳門とその道沿いにある「旧崇廣堂」
入交家屋敷
赤井家 屋敷
赤井家はもともと黒井城の城主だった、
京都で蟄居していたところ、藤堂高虎に召し抱えられたらしい。
赤井家の子孫がこの赤井家住宅を伊賀市に寄贈した。
おみあげにどうぞ!
「伊賀上野城」御城印
藤堂家の家紋「藤堂蔦」
書き置き1枚200円(税込)
伊賀上野城登城受付にて販売
〒518-0837
三重県伊賀市上野丸之内106
0595-21-3148
(伊賀文化産業協会)
見どころ満載の上野公園内施設は、
以下のように大きく3つに分けて楽しめます。
・伊賀上野城(有料:大500円/小200円)とその高石垣周辺
・忍者屋敷(忍者博物館含む:有料 大756円/小432円)、
忍者伝承館(無料)と忍者「実演ショー」(有料:大小共400円)
など忍者関係施設
(忍者「実演ショー」は一日数回で、
上野公園入り口観光案内所前で忍者「実演ショー」公演時間を
確認することをおすすめします。 )
・芭蕉記念館(有料:大300円/小100円)と
俳聖殿(無料)の松尾芭蕉に関わる施設
「アクセス」
ちょっと寄り道
伊賀名物の田楽
長い竹串に豆腐が刺してあり
炭火で焼いて味噌で味付け
香ばしい香りが
なぜか、懐かしい
0595-21-4068